50歳からの新習慣

日本舞踊とスペイン語学習の
お稽古ブログ。

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50代からの新習慣!「明日には忘れてしまう」でも大丈夫。忙しい私がスペイン語と日本舞踊を楽しく続ける秘訣


50代からの新しい習い事。もう周りと比べるのは一旦置いといて、自分のペースで少ずつでも前の進んで行きたいな。

「ああ、今日も一日が終わった…」

仕事に家事に追われ、へとへとになってソファに倒れ込むように眠ってしまう。そんな日々を送る50代以上の私たちにとって、自分の時間を確保して新しいことを学ぶって、もはや夢物語に近いですよね。

昔からの憧れだった「語学」や「体を動かす習い事」(私の場合はスペイン語日本舞踊)を始めてみたものの、「あれ?昨日習ったこと、どこに行った?」と頭を抱えたり、「私だけなんで覚えられないんだろう…」と、上手に出来る周りの人たちと自分を比べて落ち込んだりしていませんか?

ご安心ください。その気持ち、痛いほどよーく分かります。私もまさに同じ壁にぶつかり、何度挫折しそうになったか数えきれません。でも、壁が高かろうが何度も壁にぶつかろうが、いつか出来ると信じて今も細々とけれど楽しく憧れの学習を続けています。


50代からの学習を続ける秘訣は「頑張り過ぎないこと」!

今の脳は、もうすぐに吸収出来る新しいスポンジではないような気がします。若い頃のように根を詰めて頑張る体力も時間も、正直ありませんよね。無理をして頑張りすぎると、心も身も疲れ切って、結果的に燃え尽きてしまう可能性が高いのではないでしょうか?

「忘れるのが当たり前」でOK!完璧を目指さない学習法

完璧でなくていいから、昨日の自分よりほんの少しずつ(poco a poco)でも良くなっていけたらと思います。

私はスペイン語のレッスンで新しい動詞の活用を習っても、翌日には「あれ?何だっけ?」と頭が真っ白になることがしょっちゅうです。テキストに出てきた分からない単語をそのまま辞書を引いても、載っているのはほとんど原形ばかりで、活用形がたくさんあって(一人称単数・二人称単数・・・三人称複数、点過去、線過去、再帰動詞・・・等々)「これ、何の形よー!」と叫びたくなる衝動に駆られたこともあります。

日本舞踊のお稽古では、つい体が硬くなって体操のように元気いっぱいに踊ってしまったり、着物の着付けだけでヘトヘトになり、お稽古が始まる前にすでに疲れ切ってしまったり…。そんな時、「振りを完璧に覚えなきゃ」「もっと上手に踊らなきゃ」と自分を追い込むと、自己嫌悪に陥り、お稽古に行く足が重くなってしまうんです。

だからこそ、「忘れるのは当たり前」「完璧を目指さない」というマインドを持つことが重要です。忘れてしまっても、また覚え直せばいい。そう割り切ることで、肩の力が抜け、学習を継続しやすくなります。


50歳からの習い事、周りの人と比べず趣味を楽しむためのマインドセット

習い事は、誰かと競争するものではなく、自分自身の喜びのためにするものです。他者の進捗と自分を比較することで、不必要なプレッシャーを感じ、モチベーションを失ってしまうからです。

自分は自分のペースで輝けばいい!「比べる」から解放されるヒント

私も、日本舞踊のお稽古場で、私よりもずっと長く続けている方たちの美しい所作や、先生に褒められている姿を見ると、「私はいつになったらあんな風に踊れるようになるんだろう…いいなぁ、うらやましいな」と落ち込むことがよくあります。すらすらととスペイン語を話すサークルの仲間を見ては、「もっと頑張らなきゃ…」と焦燥感に駆られたり。でも、ある日ふと気づいたんです「私は何を目指しているんだい?」と自分に問いかけてみました。

私自身の密かな夢は、「いつかスペイン語を話して、日本舞踊をスペイン語圏の人たちにも興味を持ってもらいたい!」なんです。壮大すぎる夢かもしれませんが、誰かと比べるのではなく、この自分だけの夢に向かって、一歩ずつ進んでいくことが大切だと気づきました。

習い事は、人と比べるものではありません。目標は、なりたい自分になること、そして純粋に楽しんで続けること。そう考えることで、他者の評価から解放され、心穏やかに学習に向き合えます。


忙しい50代でも大丈夫!家事、仕事、習い事を両立する魔法

毎日まとまった時間を確保するのが難しい50代の私たちにとって、無理な目標設定は挫折の元です。小さな成功体験を積み重ね、心身を労わることで、無理なく楽しく学習を続けられるからです。


「少しずつ」「休みながら」が継続の為の魔法!具体的な実践法

私も「毎日〇分勉強!」と意気込んだものの、仕事で疲れて帰ってきてからはソファに座って一瞬まぶたを閉じただけなのに爆睡、なんてことはしょっちゅうでした。そこで、私は以下のことを実践しています。

  • 目標は「昨日の自分」より「今日の自分」 「毎日1単語覚える」「週末に1回、着物を羽織ってみる」「扇子の要返しを練習する」など、本当に小さな目標を設定し、それができたら盛大に自分を褒めています。「頑張ったね!ぽこあちゃん」「¡Ánimo, Pocoa!」
  • 「ながら学習」を賢く活用! 家事をしながらスペイン語のラジオを流したり、お風呂で日本舞踊の動画を眺めたり。本格的な勉強でなくても、耳や目に触れるだけでも「今日やった!」という小さな達成感を得られ、次につながります。
  • 疲れた日は、潔く休む! 無理は禁物。疲れたら美味しいお茶をいれて、好きな音楽でも聴いて、脳みそをリフレッシュさせてあげます。休むことも立派な継続のための戦略です。

これらの「続けられる」ヒントを実践することで、ストレスなく学習を継続できるようになります。小さな一歩でも、積み重ねれば必ず大きな成果につながります。


さあ、あなたも「これでいいんだ」と自分を許してあげましょう

「外国語(私の場合はスペイン語)がなかなか覚えられない…」「踊りの振りや楽器の演奏が思うようにできない(私の場合は日本舞踊、つい外股になっちゃう…)」 そんな風に悩むたびに、「私って、本当に不器用だなぁ」なんて落ち込むこともあるかもしれません。

でも、それは自分自身が真剣に、そして一生懸命、新しいことに取り組んでいる証拠です。

50代からの新しい挑戦は、私たちに新しい世界を見せてくれます。たとえ進みが遅くても、覚えが悪くても、大丈夫。だって、私たちは誰かと競争しているわけじゃない。昨日の自分より、ほんの少しでも成長できていれば、それで十分なんです。

「これでいいんだ」と自分を許してあげること。そして、くすっと笑えるユーモアと、諦めない気持ちを胸に、これからも一緒に、自分のペースで、楽しく学びを続けていきましょうね。

私のブログ日記を「あるある」エピソードと笑っていただけると幸いです。Poco a poco!